全部なかったことにしようと あなたは言った ふたりが出会ったことも ふたりだけの思い出もなにもかも 思い出すのはつらいから 最初からなかったと思えば 気が楽になるだろうと
そして わたしは なにも言えなくなる 大切にしてきたふたりのシーンも なにがなんでも守りたかったあなたへの想いも なかったことにするなんて
|
うまくいっていたふたりが すれ違うようになってしまったのは いつからだっただろう
わかってくれないと きみが訴えるから 理解しようと つとめてきた それでも きみはぼくを責めては わたしたちはわかりあえないと言う 言葉を尽くせば尽くすほど 無意味に空回りするばかり
そして ぼくは なにも言えなくなる 楽しかった頃を思い出しては 泣き出すから せめて きみの哀しい涙を見たくないぼくは すべてを忘れようと言ったのに
そして なにも言えなくなる 傷を深くしたくないから これ以上 傷つけたくはないから
なにも言えなくなる もう なにも言えなくなる |
|
music by TAKUBAND |
||